ブドウの色

怠惰人間が忙し楽しい毎日でレベルアップ

クレヨンから“はだいろ”が消えた。

こんばんは!

 

新聞を読むのが日課の〈いと〉です📰

 

私の家でとっている地元新聞の昨日のコラムに、興味深いことが載っていたのでそのことについて。

 

現在のクレヨン🖍や絵の具🎨には「はだいろ」がないそうです!

恥ずかしながら、私は知りませんでした😭

 

日本では、2000年前後から大手文具メーカーが協議の結果として「肌色」という呼称の使用を取りやめるようになり、2005年から2006年頃には全てのクレヨンからこの呼称が撤廃された。

【引用元】ウィキペディア「肌色」より

 

なんと、20年近く前から協議が始まっていました!

代わりに、「うすだいだいなどと呼ばれているそうです。そういえば、私(現在18)が小学生の頃もなかったような気もします。だけど、これ何色?って聞いたら、「うすだいだい」よりも「はだいろ」って答える人の方が多いのではないでしょうか?新しい呼称が普及しているとは到底思えません。

 

近年は、多様性という言葉を聞く機会が非常に増えました。肌の色は人種などによって様々であることから、一つの色を「はだいろ」と名付けて呼ぶことが見直されたということですね。

 

今思い返せば、小さい頃に人の絵を描く時は、みんな「肌ははだいろ!」だと思い込んで何も考えずに色をつけていました。

 

固定観念や物の名前にとらわれず、自分の目に見える事実と向き合うことは大切ですね。

 

ですが、物事を表すための言葉や名前があると、良いこともたくさんあります。

物事を表す言葉を多く持っていると、より具体的にそのものを捉えられるようになりますよね。

 

例えば、猫は猫でも、さらに名前をつけて分類することで、ペルシャとかマンチカンとか違う種類の猫として見えるようになります。

 

味にも同じことが言えるそうです。味を表現するための言葉を多く知っていることで、より深く食を味わえるようになるとか。

「なんていうか、めっちゃ美味い」ではなく、「酸味の中に、ほんのり甘味があって…」みたいな感じで自分の持っている言葉で味を理解することで、その味をより楽しめるということですね。わかる気がする。

 

名前をつけたから違うものとして見えるのか、違うものとして分類したから名前をつけるのか、その順序については議論が続いているそうですが、そこらへんは今回は置いといて。

 

とにかく、名前っていろんな力や影響があることがこれだけでもよくわかりますよね。

 

言語にはけっこう興味があるので、また関連本など読もうと思います。

 

それでは、今回はこの辺で〜